私は学生のころから脂性肌で悩んでいて、これは生まれつきのものでどうすることもできないとあきらめていました。
- あぶら取り紙を使ってもすぐに肌がオイリーになる
- しかも一度に1枚じゃ足りない
- 朝起きると顔がテカテカ
オイリー肌の方なら日常かもしれませんが、地味につらいですよね…
しかし、肌を育てるスキンケアを始めてから脂性肌が改善されているのを感じています!
脂性肌を改善したくて始めたわけではないのですが、うれしい副次効果でした。
この記事では、
- なぜ脂性肌で悩んでいたのか?
- 脂性肌の原因
- 肌を育てるスキンケアとの関係
についてお話ししたいと思います。
脂性肌の原因
そもそも、脂性肌の原因はなんでしょう?
- 遺伝
- 食生活
- ホルモンバランスの乱れ
- 間違ったスキンケア
このあたりがあげられます。
遺伝的に皮脂分泌が多い人少ない人個人差があると思います。
でも、それ以上に生活習慣や間違ったスキンケアで脂性肌を加速させてしまっている人が多いのではないでしょうか。
ついつい脂っぽいものを食べすぎてしまったり、夜更かしをして睡眠不足になったり、ストレスが多かったり…
普通に生きていたらおいしいものの誘惑も多いし、仕事も大変だし、気づいたら脂性肌を悪化させる生活を送っていた…ということになりがちで、生活習慣も脂性肌の原因になりえます。
また、意外と見落としがちなのが、間違ったスキンケアによる脂性肌です。
良かれと思ってやっていたスキンケアが脂性肌の原因になっていることがあります。
間違ったスキンケアによって作られた、思い込みの脂性肌
間違ったスキンケアによって脂性肌になってしまった、つまりその脂性肌は作られた思い込みの脂性肌だということです。
なぜ、スキンケアで脂性肌になってしまうかというと、簡単に言うと肌にとって必要な角質をとりすぎてしまっているからです。
ターンオーバーという新陳代謝の仕組みのもと、肌細胞(表皮細胞)は日々誕生し、誕生した瞬間から角化するための準備を整えながら、押し上げられていきます。やがて角化が完了し、ぺちゃんこの死細胞となった角質となって完成、約2週間肌を守ったあと、垢となって剥がれていきます。
しかし、この素晴らしい仕組みであるターンオーバーが早いサイクルで行われるようになると、良く育たないままに完成した保水力のない痩せた角質達が肌を守るようになります。このようにして出来た肌はバリアー能が弱く、外部刺激がストレートに伝わるため、皮脂や汗を過敏過剰に分泌するようになります。汗・皮脂を過剰に分泌して、バリア能の低下を補おうとしているのです。(サッポー美肌塾「私の脂性肌は、作られた脂性肌!?」より)
ターンオーバーが早いサイクルで行われるようになってしまう原因は、必要な角質をはがしてしまう行為です。
具体的な角質をはがしてしまう行為は、以下のような行為です。
- 肌を必要以上に摩擦を与えている
- メイク落としや洗顔の洗浄力が強すぎる
- 乾燥や紫外線のダメージを防げていない
- 角質を意図的に落とすケアをしている(はがすパック、ピーリングなど)
これらのスキンケアを日常的におこなっていると、必要な角質をはがしてしまい、ターンオーバーが早まり未熟な角質が出来上がってしまいます。
その結果、肌表面のバリア機能が未熟な肌は過剰に皮脂を出してしまうのです。
こうして脂性肌がつくられていきます…
でも、作られた脂性肌ということは、間違ったスキンケアをやめれば脂性肌ではなくなるということです!
肌を育てると脂性肌が改善する理由は?
ターンオーバーが早まってできた未熟な角質で構成された肌が皮脂を過剰に出してしまうのは、水分保持力がないからです。
逆に、ターンオーバーを早めずに適切な時間をかけてあげれば、成熟した健康な角質ができあがり、健康な角質でできた肌は水分保持力があります。
水分保持力があると乾燥しにくいので、肌は無理して乾燥を防ごうとしなくてもよくなり、過剰に皮脂を分泌しなくなります。
つまり、健康な角質(肌)を育ててあげれば、過剰な皮脂分泌を抑えることができます。
私の脂性肌はこうして作られた
私は学生時代から自分は脂性肌だと思って悩んできました。
でも肌を育て始めてから、実は自分がそんなに脂性肌ではないことに気づきました。
そんな私がどのようにして脂性肌を作り上げてきてしまったかご紹介します。
同じような過去をお持ちの方、お心当たりのある方は脂性肌を長期間かけて作り上げてしまっているかもしれませんよ。
高校生のころから脂性肌で悩んでいてあぶらとり紙が手放せなかった
高校生のころから肌のべたつきが気になってきて、頻繁にあぶらとり紙やティッシュペーパーで油分を吸い取っていました。
このころはメイクはほぼしていなかったのですが、鼻の毛穴が気になって某毛穴パックを使い始めたころです。
そのくせ洗顔とかスキンケアも適当というかほとんどしていなかった記憶です…
思春期ゆえの皮脂分泌の多さもあったかもしれませんが、まともにスキンケアしていなかったくせに、毛穴だけはいっちょ前に気にして某毛穴パックに手を出して、挙句頬にまで毛穴パックを使うという暴挙に出ていたのが脂性肌を加速させていたと思います。
ピーリング効果のある洗顔料とか好んで買っていましたね。
また、日焼け止めが大嫌いで紫外線対策はまったくと言っていいほどしていませんでした。
大学生時代の間違ったスキンケアと肌を痛めつけるメイク
大学生になりしっかりメイクをするようになりました。
つまりクレンジングが必須になり、落とすケアの工程が増えました。
しかし知識のない私は強力なオイルクレンジングを使い、やっぱりピーリング効果のある洗顔料を好んで使っていました。
化粧水や乳液などはデパコスを使ってそこそこ保湿していましたが、それ以上にクレンジングと洗顔で洗いすぎていたと今になって思います。
このころになって某毛穴パックは肌によくないらしいと聞き使用をやめたものの、ピーリングジェルや泥パックを頻繁におこなったり、ふき取り化粧水を取り入れたり、結局角質はがす系のケアの種類が増えていきました。
そんな私の肌はやっぱりオイリーで、頻繁にあぶらとり紙を使っていたし、使うときも1枚じゃとても足りなくて一度に2枚~3枚使うほどべたべたしていました。
皮脂崩れ防止系化粧品ももちろん使っていましたが効果なし。
私ってどうしてこんなにすぐに肌ベタベタになるの?ってトイレであぶらとり紙を何枚もコソコソ使っては思っていました。
母もわりかしオイリー目だと思うし、毛穴も目立っているし、遺伝だからしょうがないのかな…と当時はなかばあきらめていました。
でもこうやって過去のスキンケアを振り返ってみるとどうでしょう。
- ふき取り化粧水でこする
- 強力なオイルクレンジングや洗顔料で洗いすぎる
- 紫外線対策ろくにしない
- 毛穴パック、泥パック、ピーリングで角質はがしまくる
完全に脂性肌作ってましたね。
そして、肌を育てるスキンケアを始めてから、脂性肌が気にならなくなってきたことに気づいたのです。
肌を育て始めたのは、肌荒れがひどかったのと毛穴をどうにかしたくてというのがきっかけで、脂性肌が改善したのは思ってもみなかったうれしい効果でした。
スキンケアをどう変えた?
では、具体的にスキンケアをどう変えたのかというと、まずは間違ったケアをやめました。
- ふき取り化粧水は使わない。というかコットンも使わない。
- 洗浄力の弱いクリームクレンジングとシンプルな洗顔せっけんを使用
- 紫外線対策は365日おこなう
- 毛穴パック、ピーリングなど角質はがす系の商品はもってのほか。ダメ、絶対。
さらに、
- メイクするとき、洗顔するとき、あらゆるときの肌への摩擦ダメージを最小限にする
- 肌状態に合わせたスキンケア製品を使う(刺激を感じるときはシンプルケア)
- 肌を乾燥させず、かといってこてこてべたべたにやりすぎない
- 日焼け止め、ベースメイクはなるべく肌に優しい成分のものを選ぶ
などにも気をつけました。
その結果、現在(2019年3月)肌を育てて1年半以上になりましたが、
をすることができました!
最近はメイクがすぐにドロドロに崩れなくなり、あぶらとり紙もめっきり使わなくなりました。
夜のスキンケアをして、翌朝顔がベタベタ・テカテカになっていることもなくなりました。
脂性肌は改善できる!
遺伝とあきらめていましたが、私の脂性肌は自ら作り上げてしまったものでした。
10代のころに比べれば確かに年も取ったし、出産も経験したし、ホルモン的に皮脂の分泌はピークを過ぎたのかもしれませんが、それでもオイリー肌が気になっていました。
今でもひとより皮脂が出やすいのかな?と思うときもありますが、ベタベタして憂鬱になって悩むことはなくなりました。
肌に個人差があることは事実だと思いますが、悩むほどではなくなるってすごくうれしいことです。
私のように脂性肌で悩んでいる方、間違った過去のスキンケア経験をお持ちの方、もしかしたら脂性肌を作り上げてしまっているかもしれませんよ。
その脂性肌、肌を育てるスキンケアで改善できるかもしれません!
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